関東

群馬県の富岡製糸場は、1872年に明治政府が日本の近代化のために設立した模範器械製糸場です。高品質な生糸の大量生産を実現し、世界の絹の普及に大きく貢献しました。主要な施設は創業当時の姿ほぼそのまま現存しています。その歴史的価値が評価され、2014年6月に世界遺産に登録されました。

吹割（ふきわれ）の滝は川床を割くように水が流れ落ちることから「吹割の滝」と呼ばれます。群馬県沼田市にあり、国の天然記念物や「日本の滝100選」にも選ばれ、そのスケールの大きな景観は新緑や紅葉など四季折々の表情をみせ観光客を楽しませてくれます。川沿いに歩く遊歩道のほか、数か所の観瀑台があり様々な角度から景観を楽しめます。

栃木県足利市のあしかがフラワーパークでは、ライトアップによる藤の花や、日本三大イルミネーションにも選ばれた「光の花の庭」が人気。幻想的な雰囲気の夜のライトアップは見ごたえ十分。四季折々に咲き誇る花々が彩る園内でも特に、春が見頃の樹齢150年を超える「奇蹟の藤」は、ジェームズ・キャメロン監督の映画「アバター」の「魂の木」のようで、CNNが選ぶ「世界の夢の旅行先10カ所（2014）」に選ばれました。

山あげ祭は、栃木県那須烏山市（なすからすやまし）で毎年7月第4土曜日前後の3日間で行われる「烏山の山あげ行事」と八雲神社の神輿から構成されるお祭りです。烏山の山あげ行事は450年以上の伝統を誇る、全国でも類を見ない絢爛豪華な野外歌舞伎舞踊。美しい舞と若衆たちの一糸乱れぬ舞台設営の様子が見どころです。期間中は数多くの露店も出て、多くの観客で賑わいます。

餃子は宇都宮市民のソウルフード。何度も年間購入額で日本一を獲得してきた宇都宮市は、まさに餃子の街です。宇都宮餃子は、焼き、水、揚げ等があり、さらに店舗ごとに大きさや素材、皮の厚さ、つけだれ等が異なる等、様々な種類を楽しむことができます。

二社一寺と呼ばれる日光東照宮 、日光二荒山神社、日光山輪王寺。将軍徳川家康が祀られている日光東照宮や、三代将軍徳川家光の墓所のある山輪王寺には、国宝や重要文化財など歴史的価値の高い建築物が立ち並んでいます。「眠り猫」や「三猿」など豪華絢爛な彫刻は必見です。

1691年に発見され、当時は日光詣の僧侶や大名のみが入ることを許されたという由緒正しき温泉です。1868年に一般開放されてからは多くの観光客が訪れ、鬼怒川渓谷沿いには旅館やホテルが建ち並ぶ関東有数の大型温泉地として発展しました。

日本夜景遺産に認定された「沢口河川敷のミニかまくら」。数百個のミニかまくらにロウソクの灯がともされると、そこに広がるのは出会ったことのない幻想的な世界です。「死ぬまでに一度は見たい絶景」にも選ばれています。

栃木県の那須温泉発祥の地、鹿の湯は、1,390年もの歴史を誇る県内最古の温泉です。那須の観光名所「殺生石（せっしょうせき）」のそばに、共同浴場「鹿の湯」があります。泉質は硫黄泉で、白濁した湯が特徴。あたりに漂う硫黄の湯の香りが温泉気分を盛り上げてくれます。100年前の姿を受け継いだノスタルジックな雰囲気の建物は、古くから湯治場として親しまれてきたことを感じる佇まいです。

日本建国・武道の神様である武甕槌大神（タケミカヅチ神）を祀る神社、鹿島神宮。社殿などが国の重要文化財に指定されています。日本全国に約600社ある鹿島神社の総本社で、人生のターニングポイントに、勝利の武神により邪魔するものをはねのけ進む力を授かることができるパワースポットとして知られています。

太平洋岸に面した、茨城県を代表する観光スポットです。約200ヘクタールの広い園内は7つのエリアに分かれていて、様々な過ごし方で楽しめます。中でも大人気は「みはらしの丘」一面に広がる「ネモフィラ」と「コキア」。あなたをファンタジーの世界へいざないます。

日本三名瀑のひとつに数えられる「袋田の滝」は、大子町は元より茨城県が誇る観光名所。遠くから眺めると穏やかな白いライン。近付くと地面を叩きつける荒々しい水しぶき。穏やかさと荒々しさを併せ持つ滝の姿が見る人の心をとらえます。