関東

千葉県流山市の江戸川沿いに位置する流山本町と呼ばれる地域は、18世紀頃より江戸川の水運や白みりんの発祥地としてみりん醸造業で栄えました。その面影は今も残り、神社仏閣をはじめ19世紀の建築物や老舗店、土蔵などが点在しています。それら歴史的建造物は市や国の登録有形文化財に指定され、またレトロな雰囲気を楽しめるギャラリーやカフェ・レストランなどに生まれ変わり、新たな街のスポットになっています。

千葉県富里市には、かつて宮内庁管轄の下総（しもふさ）御料牧場があり、明治時代には、国内で初めて競走馬を輸入し飼育した地です。牧場が点在するほか、気軽に乗馬体験のできる施設があります。特に富里ホースパーク周辺では、地元食材を提供するレストランもあり、一日ゆったりと過ごせます。

千葉県佐倉市には佐倉城を擁する佐倉城址公園があります。春には桜の名所としても有名で、日本100名城に認定されています。また、国立歴史民俗博物館が隣接しており、古代からの歴史と民俗文化も知ることもできます。 城下町の佐倉は、「サムライのまち佐倉」として日本遺産にも認定されています。成田空港から電車で約20分、東京からは約60分とアクセスは良好。ぜひ、佐倉城址や武家屋敷など、サムライ文化を五感で感じてください。

千葉県富津市のシンボル富津岬は、東京湾を見渡せる絶好のロケーション。日本の「白砂青松100選」にも選ばれ、天気が良ければ富士山に三浦半島、都心の景色をぐるっと見渡すことができます。約4キロメートルも海に突出した岬には潮干狩り場やプール・海水浴場など様々な施設があり、家族で丸1日遊べます。海岸の砂浜に広がる植物群落は千葉県の天然記念物です。

「静岡茶」「宇治茶」と並んで「日本三大茶」の一つとされている「狭山茶」の産地、埼玉県狭山市は東京から約1時間。市内には、多くの茶工場があり、こだわりの茶を生産・販売しています。その中のひとつ、「宮野園」では、様々な体験メニューを通じて、「狭山茶」「日本茶文化」を楽しむことができます。

奥秩父の標高1,100メートルの山の中に三峯神社はあります。日本の国を産んだ神と伝えられる伊弉諾尊（イザナギノミコト）、伊弉册尊（イザナミノミコト）が祀られている神社です。神の使いのオオカミは、不思議な力をもつと信じられ、大口真神（おおぐちまかみ）と呼ばれ、様々な災いを防ぐと信仰されています。

川越氷川神社は埼玉県川越市にある縁結びで有名な神社。今からおよそ1,500年前に創建されたと伝えられます。ご祭神として二組の夫婦神様と出雲大社の縁結びの神様としても知られる大己貴命（おおなむちのみこと)を祀っていることから、「縁結びの神様」「家庭円満の神様」として信仰されています。

埼玉県秩父にある長瀞は雄大な長瀞渓谷をはじめとした大自然を満喫できる人気の観光スポット。長瀞観光の定番といえば、100年以上の歴史をもつ「長瀞ラインくだり」です。雄大な長瀞渓谷を流れる荒川を昔ながらの和舟で下ります。迫力ある急流や自然の創り出した奇岩や山々が織りなす風景は長瀞ならではのもの。船頭さんの巧みな竿さばきと個性あふれるガイドが船上を一層盛り上げてくれます。

妙義山の主峰白雲山（はくうんざん）の中腹にあり、約1,500年の歴史を誇る神社です。本社は全国的にも珍しい黒漆塗権現造りの荘厳な建造物で、日光東照宮の彫刻師の手による見事な彫刻が見られます。唐門・漆総門と並び国の重要文化財に指定されています。宝物殿には円空（1600年代に活躍した著名な僧の仏師）作の不動明王坐像などが展示されています。

四万（しま）温泉は群馬県の北西部に位置し、豊かな自然に囲まれた昔ながらの温泉情緒が残る温泉地です。「四万（よんまん）の病を癒やす霊泉」という伝説から名付けられたといわれ、その名の通り多くの人々を癒してきました。絶景、レトロな街並み、豊富なアクティビティとこの土地でしか味わえない体験がたくさんあります。「四万ブル―」と呼ばれる鮮やかな碧い色に染まる奥四万湖は必見です。

群馬県草津温泉は日本三大名泉の一つ。行ってみたい温泉の人気ナンバーワンです。温泉街の中心にある草津温泉のシンボル「湯畑」を中心に風情ある温泉街が広がり、「西の河原公園」には大露天風呂もあり日帰り入浴も楽しめます。

少林山達磨寺は、日本で有名な縁起物「高崎だるま」発祥の地です。1697年に開創されました。境内には役目を終えて持ち込まれただるまが積み重ねられています。達磨の眉毛とひげを筆で描き入れる絵付け体験ができ、自分だけの達磨を作ることができます。