九州

有田町は、日本の伝統工芸品の1つ、有田焼の産地として知られています。17世紀初頭、朝鮮人陶工・李参平らによって泉山で陶石が発見され、日本で初めて磁器が焼かれました。以来、佐賀藩のもとで、磁器生産が本格化し、谷あいに「有田千軒」と呼ばれる町並みが形成され、繁栄を極めました。

国の特別史跡に指定されている吉野ヶ里遺跡は弥生時代の国内最大級の環濠集落跡です。広大な公園の敷地には巨大な墳丘墓や甕棺、竪穴住居や物見やぐらなどが復元され、弥生時代の世界を思わせます。火おこしや勾玉づくり体験もできます。

洋々閣は佐賀県唐津市の唐津温泉内にあり、120年以上の歴史を持つ老舗の旅館です。人気の地元の食材を使った旬の美味を頂ける食事から、温浴効果の高い温泉、和風建築の美しいお部屋でゆったりとくつろぐことができます。

九州、福岡県の南部に位置する柳川市は400年以上続く城下町。城下町作りのために柳川にはいたるところにお堀がめぐらされ水郷のまちとなりました。そのお堀が今では心和む川下りの舞台に。柳川の「お堀めぐり（川下り）」は約4キロメートルの掘割を約1時間かけてゆっくりと進みます。

福岡県久留米市の高良大社は九州最大の社殿をもつパワースポット。ご利益は厄払いや延命長寿など生活全般で、御朱印やお守りをいただきに訪れたい神社です。地域筆頭の格式をもつ高良大社は、旧国幣大社で筑後国一の宮。耳納連山の最西端、標高312メートルの高良山に鎮座しています。

2015年にアメリカCNNの「日本の最も美しい場所31選」に選ばれた河内藤園。一番の見どころは、グラデーションの美しい見事な藤のトンネルです。ここは、創設者の樋口正男さんとその家族が50年間、深い愛情を注ぎ育ててきた個人所有の藤園です。

嘉穂（かほ）劇場は、かつて炭坑の町として日本の近代化を支えた福岡県飯塚の地で、1922年に開業した芝居小屋です。江戸時代の歌舞伎様式を伝える木造の舞台で、役者や歌手、落語家などの演者たちが多くの人々を楽しませてきました。

久留米市田主丸に伝えられるカッパ伝説にちなんだカッパデザインの外観が愛らしいJR田主丸駅。その駅構内にあるKAPATERIA（カパテリア）は、カッパをモチーフにしたスイーツや食事が楽しめる愉快なカフェです。ホームを見渡す席に座れば、ホームにある巨大な「お出迎えかっぱ」と、背後に広がる耳納（みのう）連山、そしてゆっくりと通る電車の風景に癒されます。また、駅構内には情報発信コーナーも併設されております。

清流庵（せいりゅうあん）は福岡の奥座敷、小京都と呼ばれる秋月に佇む美しい日本庭園に囲まれた静かな料亭旅館です。大広間や客室から眺めることのできる庭園の景色は四季折々に様々な表情を見せ、まるで絵画のようです。ここでは都会の喧騒から離れ、清らかなせせらぎの音を聞きながら眠り、鳥のさえずりで目を覚ますようなリラックスタイムを味わえます。

八女（やめ）の暮らし、文化、歴史、伝統の中に深く根付いているお茶文化。奥八女と呼ばれる地域にある星野村の「茶の文化館」では、星野村ならではの伝統本玉露「しずく茶」を味わうことができます。その他、玉露、茶そばや茶飯、抹茶アイスに大福やおまんじゅうなど、お茶づくしのグルメが目白押し。星野村ならではの濃厚でまろやかな味を楽しめます。

今では、日本全国で人気のとんこつラーメン。福岡県久留米市がその発祥の地ということは、意外と知られていません。久留米に九州で最初のとんこつラーメンが誕生したのは1937年のこと。とんこつラーメンを極めるには、まず久留米ラーメン横丁から！